予防診療
「虫歯の予防」と聞いて皆さまはどのようなことを思い浮かべますか?ほとんどの方は「歯磨き」と「フッ素の使用」を思い浮かべるのではないでしょうか。普段から歯磨きを気を付けている方や定期的に歯科医院でフッ素を塗ってもらっている方は非常に多いと思います。
しかしながら、上記のように気を使っていても歯医者にかかるたびに「ここが新しく虫歯になってますねー」と言われることがありませんか?
確かに、「歯磨き」や「フッ素の使用」に関しては虫歯予防の効果はありますが、これらは「虫歯予防」のポイントからいえばほんの一部でしかありません。
CAMBRA™ – キャンブラ
当院で実施するCAMBRA™(キャンブラ)は、個人個人で診断を行い、その人にあった予防法を提示する手段です。
※ CAMBRA™(キャンブラ)は米国カリフォルニア大学が作成した、非常に簡便に予防法を提示することができる診断法の一つです。
日本におけるCAMBRA™は使用できる薬剤の制限があるため、米国本来のやり方を日本式にカスタマイズしたものになります。
※ 自費診療(5,500円税込)

メリット
どのようなことが原因で虫歯になっているかがわかり、効果的な虫歯予防対策が組める。
デメリット
検査費用が保険外のためややかかる(¥5,500 In Tax)
あなただけの予防プログラムを

お口の環境は一人ひとり異なります。
「どのように虫歯や歯周病につながる菌の繁殖を抑えるか」が大切です。
当院では精密なリスク検査をしてから、患者さま一人ひとりに合った予防プログラムを作成しています。特に院長が菌による感染症について精通していることもあり、「どのように虫歯や歯周病につながる菌の繁殖を抑えるか」を重視した診療をしています。
虫歯や歯周病の治療を始める前にも、当院のリスク検査をお勧めしています。まずはお口の環境を整えてから治療をすることが大切だと考えているからです。一般的には治療をしてから予防を始めるというケースが多いですが、虫歯ができる原因は人それぞれ違うため、当院では最初に患者さまのお口の性質を把握することを優先しています。
先にお口の性質や虫歯になりやすいリスクがわかっていれば、患者さまに合わせた治療計画や予防プログラムを組むことが可能です。リスクからお口の環境を守ることで、虫歯や歯周病になりにくいお口を目指すことができます。当院の精密検査で「あなただけの予防プログラム」を作成しましょう。
細菌の量や種類・生活習慣からリスクを見つけ出します
検査では、お口の性質や生活習慣から「虫歯につながるリスク」「歯周病になった原因」などを患者さまごとに特定していきます。原因がわかることで、患者さまに合った治療や予防プログラムを組むことができます。
チェック項目
検査であなたのリスクを知り、対策を立てましょう!
細菌の活動性検査
お口の中で活動している細菌の量をチェックします。
唾液と歯垢(しこう)の検査
お口の中で活動している細菌の種類を調べます。
生活習慣の問診
生活の中で、虫歯や歯周病につながる習慣やクセについてお聞きします。
虫歯の有無の診査・検査
お口の中の確認およびレントゲン撮影をして、虫歯の有無を確認します。
こういった検査から、虫歯になるリスクの高さを4段階に評価することで、「どうやって虫歯になりにくい状態にするか」を患者さまごとに知ることができます。

例えば、唾液の量が少ないと判断された患者さまは、お口が乾燥して菌が繁殖しやすいことがわかります。
検査によってリスクを知ることで、治療内容を調整する・生活習慣を改善するなど、対策を立てることが可能です。
また、検査後の虫歯治療に関しては、保険診療の適用も可能です。
虫歯や歯周病を予防することができる生活習慣を身につけましょう
当院が実施する検査の目的は「生活習慣の見直しと改善」です。その中でも患者さまの食生活については慎重に確認するようにしています。たとえ虫歯になりにくい体質でも、食生活によって虫歯になる可能性があるからです。
例えば、お菓子を食べることが習慣付いているお子さまの場合は、菌や唾液の量が正常でも虫歯になるリスクが高くなります。そのまま同じ習慣を続けていたら、虫歯になるのも時間の問題です。
そのため検査の一環として、「どのようなお食事をしたか」「どんなお菓子を食べたか」などを3日間記録してもらうこともあります。そうすることで虫歯になりやすい習慣を発見することができ、改善に向けたアドバイスが可能になります。患者さまご自身も、食生活に潜む虫歯のリスクを認識することで対策が立てやすくなるというのも大きなメリットです。